5月27日19時50分から、マルタを訪問中の安倍内閣総理大臣は、ジョゼフ・ムスカット首相(H.E. Dr. Joseph MUSCAT, Prime Minister of Malta)と約50分間の会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 二国間関係、日欧協力

(1)ムスカット首相から、マルタはEUの中でも小国であるが、経済成長の高さ、失業率の低さで際立っており、技術・サービス等の分野で、日本と北アフリカの市場もにらんで協力を進めていきたい旨述べました。また、今回の安倍総理の訪問は、このような両国関係をより発展させる良い機会である旨述べました。

(2)安倍総理より、ムスカット首相のリーダーシップに敬意を示し、自分の訪問が両国の関係の発展につながることを望むと述べました。

(3)また,安倍総理から、旧日本海軍戦没者の慰霊を行ったことを述べるとともに、海洋における法の支配の徹底に向けて連携したいと述べ、ムスカット首相から賛意が示されました。

(4)加えて安倍総理から、強い欧州への支持を表明し、マルタのEU議長としての取り組みを評価するとし、英国のEU離脱及び日EU・EPAについても言及しました。

(5)ムスカット首相からも、日EU・EPAの早期の合意を目指す旨述べました。

(6)グレック副首相(欧州担当大臣)より、EUのブレグジット交渉の基本方針につき具体的で詳細な説明があり、EUとして交渉の対外的透明性を確保すると述べるところがありました。

2 地域情勢

(1)両首脳は、東シナ海・南シナ海情勢について意見交換を行い、法の支配に基づく国際秩序の維持のため、今後とも緊密に連携していくことで一致しました。

(2)また両首脳は、北朝鮮は新たな段階の脅威であり、更なる挑発行為に対しては厳しい措置を含む新たな安保理決議を採択することが重要であるとの点で一致しました。

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