ラッカ
過激派組織IS=イスラミックステートが首都と位置づけるシリア北部ラッカの制圧に向けた軍事作戦は、クルド人勢力主体の部隊が新たにラッカの西部に入り、ISの本部機能が集まる中心部に迫りつつあります。

シリアのクルド人勢力を主体とする「シリア民主軍」は今月6日、過激派組織ISが首都と位置づけるラッカの制圧に向けた最終的な作戦の開始を宣言し、東と西、それに北の3方向から部隊を進めています。

このうちアメリカなどが集中的に空爆を続けてきたラッカの西部では、11日、シリア民主軍の地上部隊が銃撃戦の末、市内に入り、司令官を殺害したとして戦闘の成果を強調しました。

シリア民主軍は、ラッカの東部でも道路や住宅などに仕掛けられた爆弾を取り除きながら少しずつ中心部に向かっています。一方、北部ではISがバリケードやざんごうを設置して激しく抵抗し、一進一退の攻防が続いているもようです。

ラッカから先月逃れてきた住民などによりますと、ISは本部機能が集まった市内の中心部で、道路を盛り土で塞いだり建物と建物の間にトンネルを掘ったりして防御態勢を整えていたということです。人口が密集するラッカの中心部に近づくにつれ市街戦は激化し、さらに多くの住民たちが戦闘に巻き込まれるおそれも強まっています。

NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014421000.html

陥落するのは時間の問題なのですが、問題はその後です。シリア民主軍とアサド政権軍との対立、イラクのクルド自治区の独立投票等、難題が山積みです。

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