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日本、カザフスタン両政府が、防衛交流に関する覚書に署名することで大筋合意に達したことが1日、分かった。7月中旬にも防衛省政務官をカザフに派遣し、覚書に署名する。日本が旧ソ連中央アジア5カ国との間で覚書に署名するのは初めて。中央アジアは中国が現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」などを通じて影響力を増大させている。カザフとの安全保障協力を強化することで中国の影響力に一定のくさびを打ち込みたい考えだ。
  覚書は、防衛相の相互訪問や、制服組同士の交流による信頼醸成措置を活発化させることを盛り込むほか、日本政府によるカザフ軍の能力構築支援を強化することも明記する。昨年10月にはカザフ国防省スタッフ5人を日本に招き防衛医療分野での能力構築支援を行っており、今後はカザフ国内での支援も含めて拡充する。
 

安倍晋三首相は2015年10月にカザフの首都アスタナを訪問し、ナザルバエフ大統領との会談で両国の安保協力強化を目指すことで一致していた。

 カザフは中露両国と中央アジア諸国などで構成する上海協力機構(SCO)の加盟国。一帯一路の沿線国にも当たり、4月中旬には同国から中国へ延びる天然ガスの新たなパイプラインが整備された。一方、同国はロシアの公式な同盟国で、プーチン露大統領が進める「ユーラシア経済連合」構想で重要な位置を占めており、中露両国は影響力を競い合う関係にある。

産経新聞

http://www.sankei.com/politics/amp/170702/plt1707020008-a.html

中共へのくさびですか。一帯一路といっても、カザフ側は全然手つかずだそうですし、かけ声だけのようです。

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