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文大統領、G7サミットに出席、ワクチン供給に1億ドル提供を表明＝韓国報道

韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領は12日(現地時間)、G7（主要7カ国）首脳会議で招待国が参加する初の会議になる「保健セッション」に出席し、ワクチンの早急な供給拡大を約束した。


　文大統領は同日、英コーンウォールで開催されたG7首脳会議の保健セッションで、ワクチン供給の早急な拡大を強調した。途上国にワクチンを支援するため、コバックス先購買公約メカニズム（COVAX AMC）に、今年は1億ドル（約109億7000万円）を提供すると明らかにした。また、来年に1億ドル相当の現金と現物を追加で提供する計画も説明した。

　韓国が保有する医薬品の生産力を基盤に、グローバル・ワクチンハブとしての役割を果たせるという点も強調した。米国だけでなく、他のG7諸国ともワクチンパートナーシップを模索できる点も積極的に表明した。

　さらに未来のパンデミックに備えるために、北東アジアの国々との協力も強調した。2020年12月に北東アジアの保健安保協力のために、韓国が地域内の国家と発足した、北東アジア防疫保健協力体の活動について説明した。

　また韓国は保健分野にデジタル技術を積極的に取り入れており、国民が防疫の主体となる成熟した市民意識をもとに、新型コロナウイルス感染症（コロナ19）の危機を模範的に克服していることを紹介した。

　文大統領は今回の首脳会議で、緊急な保健懸案の解決における韓国の実質的な役割や貢献内容を積極的に伝えた。

　一方、保健セッションにはG7と招待国3カ国(韓国、オーストラリア、南アフリカ)の首脳、グテレス国連事務総長が参加した。

　参加各国の首脳らはコロナ19の早期克服のため、ワクチン生産と供給の拡大案、開発途上国への残余ワクチンの供給と接種インフラ支援案などを重点的に論議した。

　特にイギリス主導で2021年4月に発足した「G7パンデミック対策パートナーシップ」がワクチン、治療剤、診断機器などの開発・普及期間を画期的に短縮するための活動成果を共有し、肯定的な評価を受けた。 韓国も積極的な支持を表明した。

ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1973e1db114ff168827d644204758f04938146d3