ブータン
インドと中国の国境地帯をめぐる対立が1カ月以上続いている。両国と隣接するブータンと中国との係争地で6月中旬、中国人民解放軍部隊による道路建設が発覚したことを受けて、ブータンと親密なインドが軍を展開。中印両国は互いに「侵入」と批判し、3国の国境地帯でにらみ合っている。

 舞台となったのはブータン西部の係争地ドクラム高地。ヒマラヤ山脈に連なる高地で、インドにとっては北東部シッキム州との国境に近く、北東部と西部とを結ぶシリグリ回廊にも近い要衝だ。

 中国外務省は6月26日、インド軍が越境し、中国軍部隊の活動を妨害しているとして撤収を要求。インド外務省も中国軍の活動が「深刻な治安上の結果」をもたらすと懸念を表明し、譲らぬ構えで対抗した。

 インド側は、ジャイトリー国防相が「(インドが苦戦した中印国境紛争が発生した)1962年と状況が似ているが、インド軍は当時と違う」とけん制するなどヒートアップ。中国外務省の陸慷報道局長も「インドが不法に越境した要員を撤退させることが、中印双方が有意義な対話を行うための前提条件だ」と強い口調で譲歩を求めた。


 中国メディアは連日、一方的にインドを非難する報道を繰り広げている。中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は21日の社説で、人民解放軍がインドやブータンに隣接するチベット自治区で実施した大規模演習を紹介し、「インドの軍事力は中国に比べてはるかに遅れており、軍事解決に向かえばインドは必ず負ける」と警告した。

 両国はにらみ合いの一方で、対話による解決を目指しているとみられる。インドのスワラジ外相は「双方の撤兵を条件にした協議」に言及。習近平指導部も共産党大会を秋に控え、対外的な緊張激化は避けたいのが本音だ。9月には福建省アモイでインドを含む新興5カ国(BRICS)による首脳会議も予定されている。

APF
http://www.afpbb.com/articles/-/3136671

本格的な衝突は両国とも望んでないでしょう。ただ中共がブータンを侵略しているのは事実なので、国際社会がどう対応するのかがポイントになります。何も期待できないですが。日本が出来ればいいのですがね。

掲示板の反応

>インド軍は兵の士気が低すぎて弱すぎるんだよな。
確かに戦闘で解決となればインド軍は大敗しそう。
そもそも国際的に認められたブータンの領土を勝手に奪っているのは中国のほう。本来であれば国連制裁ものだが、結局は国連って無力だと思う。


そもそも争われているのは中印国境ではなくブータン領。ブータン国境線の画定ついては、元々中国は何も文句をつけてこなかったが、2000年以降、この地で採れる冬虫夏草などを中国側で採りつくした中国民間人が一攫千金を狙ってブータン側に勝手に入ってきて勝手に道路や家などを作って居座り始めた。これを既成事実化するために、今度は後追いで人民解放軍が進駐。すでにブータンの国土のの15%が中国軍の不法支配下に。国土の15%が他国の不法占領下に入るとはかなりな異常事態。ブータンは国連に何度も訴えるが、国連は何もしてくれない。これが弱小国の悲しい現実であり、日本国民はそういう事実さえ知らない。

ちなみに、前に当時のブータン皇太子夫妻が日本に来た時があったが、あの訪日の狙いは同じ東アジアの大国である日本に、自国の窮状を知ってもらうのが目的の一つだった。単に日本が好きというきれいごとだけでわざわざ訪日なんてするはずがない。マスコミは全くこの件はスルーだったけどね。

どうせ中国がブータンとインドを試したのだろう
もしインドが行かなければ、その土地は中国に完全に取られてた
ちゃんと対抗しないで中国に取られたのが南沙諸島で、明日のわが身が尖閣諸島。


中国の勢力拡大を阻止するためにもインドを応援したいが…。
今後、中国の露骨な海外進出によってこの手の紛争が増えるんだろうなあ。

中国は少しづつ侵食していってその土地を奪ったりする。
小さなことでもすぐに対処したほうがいい。
或いは習ちゃんは、軍を統制できていないのだろうか。


中国と衝突するとなったら、横からパキスタン来るからインドは気を付けて

ブータン一国では、中国が領土を強奪しようとすれば防ぎようがない。インド軍が介入しなければ、国ごと中国に併合される可能性すらある。インド軍はここで頑張らないと、中国にズルズル押しまくられるだけだろう。勝負するなら今です。

いかがわしい侵略国家である中国は大嫌い。
でもブータンには、1975年にインドに併合されたシッキム王国と同じ運命を辿って欲しいとは思わない。
大国の覇権が火花を散らす中で、小さな国が生存と繁栄を謳歌するのは難しいのだろうけど。


中国とブータンの境は草原で分かりにくい。中国共産党はそれをいいことに浸食し、衛星写真でブータン国土の20%が乗っ取られています。中国共産党と連携している朝日新聞、毎日新聞、東京新聞は全く報道しません。


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