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 中国共産党恒例の夏のトップ会議「北戴河」会議が8月2日から開始された模様だ。テレビ画面からトップたちの動静を伝える報道が消えたからだ。
 秦皇島は先月来、異様な警備体制に入っており、緊張感が漂っている。トップ会談は山側の豪華ホテルか、ヴィラッジに分宿したかたちで、印刷された議案書はなく、全てが口頭で行われる。

 海水浴場に特別のゾーンが設定され、SPを思われる屈強な男達が海岸の警備を始めると、ほぼ会議終了、あとはリゾートでのんびりという風情になる。

 うるさ型の江沢民、宋平らは欠席と見られ、李鵬、朱容基、温家宝らは出席している様子だが、饒舌の曽慶紅、胡錦涛のふたりが発言するだろうと観測されている。


しかし、北京通によれば、
 「直前の孫政才失脚と内蒙古での軍事演習を見せつけたことによって、もはや習近平批判がおこることは考えにくい。おそらくこの場で、第十九回の人事を提示し、それとなく長老を根回しして合意を得るのではないか」
 と、ほぼ「習近平の独奏を聴く会」になるとの見立てだ。

 トップセブンのうち習近平、李克強は確実に残留するが、王岐山が定年で去るか、慣行をやぶって残るかがひとつの焦点。
残る議題のうち、愈正声、張徳江、劉雲山、張高麗の引退は決まっており、空席を栗戦書、王こ寧、王洋、胡春華が埋めるだろうというのが一般的予測だが、習近平はトップセブンの員数に拘っておらず、五人の常務委員体制に変革の可能性もある。
 党大会そのものの日程はまだ公表されていない。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
http://melma.com/backnumber_45206_6565049

人事に関しては会議終了後の人事発表でわかるのでしょう。習近平独裁体制が強まるのは間違い無いです。

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