【ソウル聯合ニュース】韓国ソウルの都心で２９日に保守系団体や革新系団体などによる大規模な集会が複数開催されることを受け、警察が交通の混雑などによる市民の不便を最小限に抑えるための対応に追われている。

　警察によると、保守系政党「自由統一党」など保守系団体は２９日午後１時から光化門の周辺で集会を開き、行進を行う。警察は１万人以上が参加すると推計している。

　午後２時からは、労働組合の全国組織、韓国労働組合総連盟（韓国労総）と全国民主労働組合総連盟（民主労総）が共催する労働者の決起大会がソウル市庁の周辺で開かれ、２万人以上が参加する見通しだ。

　鉄道労組なども正午ごろに南大門周辺で集会を開き、ソウル駅方面に行進する予定だ。

　午後５時ごろにはソウルファイナンスセンター前で革新系の団体が尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権の退陣を求めて集会を開く。

　ソウル警察庁は交通の混雑などによる市民の不便を最小化するため、集会や行進が行われる場所についての案内板を６０カ所に設置したほか、当日は約２４０人の警察官を配置する。

　また、集会の時間帯は渋滞が予想されるため、地下鉄など公共交通機関の利用を勧めるなどと呼び掛けた。

　警察は保守系団体と革新系団体の集会場所が近いため、衝突が起きないよう秩序の維持に万全を期す方針だ。

2022/10/28 19:11配信
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