シガッツェ

中国、ヒマラヤの麓までハイウェイを完成
  滑走路に転用可能、シガッツェから空港まで40・4キロ
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 インドの対中軍事的脅威がまた高まった。
 チベット第二の都市シガッツェからシガッツェ空港まで40・4キロに片側二車線、横幅25メートルのハイウェイが完成したからである。
この道路は有事には滑走路に転用できる。すでにシガッツェ空港は軍民併用で、ヒマラヤをみにくる観光客で混み合い始めた。

そもそもシガッツェは「市」とはいうものの、広大な土地の遊牧民の行政中心という感じの『村』である。唯一の誇りはチベット仏教の聖地としての「タルシンポ寺」。そう、パンチェン・ラマの故郷である。シガッツェの標高は3850メートル。ほぼラサと同じである。

 
筆者がチベットへ行ったのは十年以上前のことだから、シガッツェに行くには、ラサから凸凹道のバスしか無かった。
 それもひどいおんぼろバスで乗客はぎゅうぎゅう詰め、荷物は屋根に載せる。

ところがチベットは2011年に1万6000キロしかなかった道路が2016年末には8万キロとなった。
 『環球時報』によれば、いずれ道路はヒマラヤにトンネルを掘ってネパールに繋ぎ、されにその道路はアジア一帯へ拡げると豪語している。

 青蔵鉄道は青海省西寧からチベットのラサまで高山を驀進する。この鉄道はシガッツェへ延びたが、これもネパールを経てインドへ向かう国際列車とするなどと、北京は本気で言っており、ネパールは眉唾と疑いながらも「一帯一路」構想に前向きの協力体制を示す。

 ネパール国境の町はチベットの璋木(ザンムー)。標高2300メートル。山稜に観光用のホテルが建ち並び、軍隊の宿舎も点在しているが、いまこのルートからチベット人のインドへの亡命は少なくなった。

 道路は上海から5476キロ、G319と言われるハイウェイが璋木まで完成しており、だから観光客が急増したのだ。璋木 ― ラサ間は776キロ。この道路が上海へ繋がるG319と連結することとなった。

 インドから見れば由々しき事態であり、これは兵站としての戦略道路であり、ハイウェイがいつでも滑走路となるわけだから、軍事基地が増加したという認識である。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み
http://melma.com/backnumber_45206_6585125

また揉めそうですね、インドと中共。ネパールも侵略する気ですね。ネパール王族殺害事件では中共の暗躍が見られますし。

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