厳しい経済制裁にさらされながら、なぜ北朝鮮は核・ミサイル開発を進めることができるのか--。こんな疑問から注目が集まる北朝鮮の外貨稼ぎ手法の一端が、北朝鮮から1万キロ以上離れたアフリカ南部で垣間見えた。

 「彼らのこと? よく知っているよ。一緒に働いていたんだから」。ナミビアの首都ウィントフーク郊外の酒場に現れた30代の地元男性が口を開いた。男性のスマートフォン画面には、鉄骨を組むブルーの作業着姿の北朝鮮労働者が映る。約50人が住み込みで国防省本部の建設に関わっていた。「キム・トンチョルが連れてきた作業員たちだ。皆宿舎で野菜をソースで赤くした料理を食べていた」。キムチのことらしい。

 キム・トンチョル氏(49)とは、北朝鮮の建設会社「万寿台(マンスデ)海外開発会社」の現地代表と名指しされる人物。国連安全保障理事会の専門家パネルは昨年2月、万寿台がナミビアで軍事施設などの建設に関与し「制裁破り」に当たると指摘。これを受けてナミビア政府は昨年6月、北朝鮮企業の操業禁止を発表した。

 男性らに伴われ建設現場がある軍基地内に入った。外観はできているが内装はこれからだ。「北朝鮮作業員が帰国したため4月から工事は中断している」。事実なら、操業禁止発表以降少なくとも約10カ月は工事が続いていたことになる。

 からくりはこうだ。米財務省によると、操業禁止の発表後、万寿台が受注していた四つの工事は中国系企業「青島建設」に作業員ごと引き継がれた。キム氏は青島建設の役員でもあり、制裁回避のための隠れみのだった疑いがある。

日米両政府は8月下旬、万寿台や青島、キム氏を新たに制裁リストに加えた。9月初旬に北朝鮮が6度目の核実験を実施し国際社会の圧力が高まる中、ナミビア政府は改めて北朝鮮企業との契約破棄を表明。9月下旬には、ウィントフークの万寿台事務所はもぬけの殻で、警備員は「2週間前に出て行った」と言った。

 ナミビア軍関係者によると、大半の北朝鮮労働者は出国したが一部は残り、取材段階では工事代金の精算などに従事していた。複数の関係者は工事で用いた重機が競売にかけられていると証言した。ナンディヌダイトワ副首相は毎日新聞に「現在国内に北朝鮮労働者はいない」と答えたが、帰国時期は明らかにしなかった。地元記者は、ナミビアと北朝鮮の長年の親密な関係に言及し「建設工事などが途絶えても、別の形で取引が続く可能性がある」と疑念を示した。

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171119/ddm/001/030/155000c

掲示板の反応

ホント悪知恵と行動力は天才的。

もう北朝鮮には外貨稼ぎはさせないというアメリカの作戦に各国が協力してるのかな?

経済封鎖の効果は、最後は中国とロシアだ。果たして最後まで封鎖出来るか。そろそろ責任を持って対処して欲しい。

おっしゃることはよくわかるけど、ミサイル開発費用とかに充填するにはあまりにもお金のサイズがちがわない??

此処にも書いて有るが全世界で中国企業が溢れているそのなかに北朝鮮労働者が働いている事だろう
決してバカに出来る金額では無いと思うがね♪


制裁なんて意味ないんだって。
徹底は無理。二国間で仲良いなんて他にもたくさんある。日本が思うほど北朝鮮は孤立してないんだよ。


バレてないのもたくさんあるのでは?

米ソ冷戦の頃から東側陣営として軍も派遣してるし軍関係者留学生として受け入れているからお互いに関係を断つつもりはないでしょ

北朝鮮のアルバイト状況がだいぶ判ってきたね、経済封鎖の材料になって行く。
ちりも積もればなんとやら、亡命兵の衰弱具合からして、かなり利いて来ていると思う。 これで中国が国境と石油を締めて、アメリカ連合が、海上封鎖をすれば、多分、崩壊すると思う。

どこにでも抜け道、抜け穴がある北朝鮮…ある意味スゴい!!けど助けてはダメですよ!!

こういうのは、一つ一つでも地道に潰していかねばならん。


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