英領だったインドが独立を宣言してから15日で70周年を迎えた。モディ首相はニューデリーにある世界文化遺産の城ラールキラーで演説し、「テロリストには容赦しない」と強調した。カシミール地方の領有権をめぐって争うパキスタンを念頭に置いた発言とみられるが、名指しの批判は避けた。
モディ首相は「カシミール問題は銃弾では解決しない」と力説。全国的には少数派だが、カシミールで多数派のイスラム教徒との融和を進めるようヒンズー教徒主体の国民に呼び掛けた。14日のパキスタン独立70周年を機に「インドの拡張主義者の陰謀」を批判する声明を出したアバシ首相とは対照的な柔軟姿勢だ。
また、モディ首相は「『信念』の名の下の暴力を容認しない。全国民は平等だ」と述べ、宗派間、階層間の対立解消を訴えた。
APF
http://www.afpbb.com/articles/-/3139260