1: 昆虫図鑑 ★ 2021/07/25(日) 16:25:40.20 ID:CAP_USER
ninnyujyou
日本選手団の中で一人、そびえるほどの身長(203cm)で、挨拶の時は反射的に頭を下げる。アフリカ・ベナン出身の父と日本人の母との間に生まれた1998年生まれのハーフバスケットボール選手・八村塁(23)が23日、東京五輪の開会式で日本国旗を持って登場した。

 最後の聖火ランナーには、八村と同い年のテニススター・大坂なおみ(23)が抜擢された。ハイチ出身の父親と日本人の母親の間で生まれた大坂は、世界中の男女スポーツ人の中で収入2位に上がった選手だ。

 “純血主義”にこだわってきた日本が変化してきている。東京五輪が“多様性”と“調和”を大会目標に掲げていることから、今回の五輪代表チーム583人のうち、ハーフをはじめとする外国にルーツを持つ選手は35人にも達する。ニューヨークタイムズは「開会式で最も注目される役割の2つが外国にルーツを持つ選手たちに与えられたのは、日本が世界に多様な“顔”を見せようとする熱望がどれほど大きいかを見せてくれる」と評価した。エコノミストもまた「人種同質性思想が長い間支配してきた国で、人種とアイデンティティに対する態度が変化していることを示している」と伝えた。

 実際に現在、日本社会ではこれまでにも増して外国人が多くなった。少子高齢化により人口が急激に減少し、移民者を受け入れた結果、10年前は200万人だった日本在住の外国人は300万人にまで増加した。依然として全人口の2%にすぎないという指摘はあるが、東京の20代のうち少なくとも10%は外国とのハーフであるほど多様性が大きくなったという評価だ。

 多文化(国際結婚)に対する認識も改善している。外国人と結婚することについて、1993年には賛成が30%にすぎなかったが、2013年には56%に増えた。「反対する」という回答も34%から20%に減った。その結果、1980年までは日本で生まれた子どもたちの135人に1人だけが多文化家庭出身なのに比べ、今日では50人に1人水準に増えた。

 日本は比較的最近まで外国人を排斥する国だった。17世紀から19世紀まで、日本は世界で最も極端な孤立主義政策を展開した。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)以後、全国を統一した徳川家康が日本内のキリスト教宣教を禁止したからだ。150年間続いた内戦に決着をつけ、混乱した政局を安定させることが最優先の目標である徳川幕府の目に封建秩序を批判し、平等思想を強調する宣教師たちが好意的に映るはずがなかった。17世紀から徳川幕府は外国人宣教師を国外に追放し、この鎖国政策は200年以上続いた。

 鎖国政策は終わったが、単一民族神話は残った。エコノミストは「帝国主義以降のアイデンティティを追求する日本人と日本の経済の奇跡に関する説明を望む人々が単一民族神話を再生産した」と指摘した。同質性に対する幻想を持っている保守主義者たちが、今日まで純血主義にしがみついているという説明だ。麻生太郎副首相兼財務大臣は昨年1月、「2000年間、一つの民族、一つの王朝が続いてきた国は日本だけ」と述べ、少数民族のアイヌ民族を否定したという批判を受けた。

 そのためだろうか。東京五輪でハーフの選手を前面に出したのは偽善に過ぎないという指摘も出ている。日本選手団の旗手を務めた八村もすぐに「ソーシャルメディアでほぼ毎日、嫌悪発言のメッセージが送られてくる」と吐露するほどだ。八村だけだろうか。最終聖火ランナーとして注目された大坂も2019年の全豪オープンで優勝した後、“ホワイトウォッシング(すべての作品の配役を白人にキャスティングする行為)”されたことがある。大坂のスポンサーであり、日本最大のラーメン業者である日清食品が大坂を主人公にしたアニメ広告で、肌を白く、髪は茶色で描写しているからだ。当時、大坂は「私の肌は誰が見ても茶色い」と厳しく批判し、日清食品が謝罪とともに広告を削除して議論が一段落した。

 有名人も日本国内の人種差別から自由ではないとすると、一般人はどれほどだろうか。仕事を探したり、家賃を求めることも、ハーフの日本人には容易ではないという。道中で日本の警察が令状もなしに立ち止まった後、彼らを捜索することも珍しくないという。日本で英語教師として働いているバハマのハーフのオモテガワ・アロンゾが今回の東京五輪の開会式を見守った後、ロサンゼルスタイムズとのインタビューで言った言葉は意味深長だ。

“この国は望む時だけ味方になる”。

2021/07/25 15:58配信 WOW!Korea
https://www.wowkorea.jp/news/korea/2021/0725/10308589.html

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