1: 荒波φ ★ 2021/12/13(月) 09:49:31.41 ID:CAP_USER
▲12日午後、ソウル市松坡区の同区保健所選別診療所(検査所)で、新型コロナ検査を受けるために並ぶ人々。写真=聯合ニュース
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12日現在で18歳以上の韓国人の新型コロナワクチン接種完了率は92.1%に達する。

それにもかかわらず、新型コロナウイルスの一日新規感染者は連日7000人台前後を記録し、その余波で医療体制は事実上、崩壊の局面に向かっている。自宅療養者は2万人を超え、重症者は894人と900人突破目前だ。

11日午後5時現在で全国の重症者用病床使用率は80.9%と、80%台に突入した。ソウル市は90.6%、仁川市は92.4%で、90%を超えた状態だ。首都圏で病床の空きを待つ新型コロナ感染者だけ1739人いる。

11日の死亡者数は80人で、新型コロナの流行が始まって以来、最も多かった。

さらに悪いことに、「ウィズコロナ(段階的な日常生活の回復)」措置以降、デルタ変異株による感染を抑えることができず悪化する一方という状況で上陸したオミクロン変異株は、これまで兆候のなかった「流行第5波」到来を予告している。

今月1日に韓国で初めて出たオミクロン株感染者は同日には15人増え、これまで合計90人(国内感染67人、海外流入23人)を記録している。

この1週間(12月6日から12日まで)に発生した一日新規感染者は4324人→4954人→7174人→7102人→7022人→6977人→6689人。一日平均では6320人だ。このうち首都圏の感染者が占める割合は74.9%だった。

こうした総体的な難局は、結局は政府が自ら招いた面が大きい。ワクチン接種率だけを信じ、思い切って「ウィズコロナ」を宣言したものの、ワクチン予防効果が基本接種から3カ月経過すると大幅に下がるという事実を見落としていたのだ。

こうした事実を知りながらも、きちんと知らせていなかった点も問題だ。後に政府は問題の深刻さを認め、ブースター接種(3回目接種)の接種間隔を「接種後6カ月」から「5カ月または4カ月」に縮め、さらに「3カ月」に短縮したが、その間に新型コロナ感染の勢いが急速に速まり、「後手後手の行政」と批判されている。

13日からは2回目接種日から3カ月(90日)経過した18歳以上の成人はブースター接種の予約ができるようになり、医療機関にワクチンがあれば当日接種も可能になる。

ただし問題は、このような新型コロナ関連情報を政府が透明かつ迅速に伝えることに失敗したため、国民が体感するワクチン不信は相当強くなっていることだ。ワクチン副反応・異常反応に対する補償や、「ブースター接種」をめぐって露呈した未熟な防疫行政は、ブースター接種回避現象をあおった。

現在の1回目・2回目接種時とは違い、3回目接種率は感染に弱い60歳以上で33%と、2回目接種完了率(93%)の半分にもならない。18歳以上の成人のブースター接種率は14%だ。

18歳未満の接種も同じだ。12-17歳の2回目接種完了率は37%だ。全国民の81.2%と比べると、道のりは遠い。新型コロナウイルスは年齢を問わない。人口10万人当たりの感染者数は10代が1063人で、60代(1048人)とほぼ同じだ。しかも、最近は急増している。

高齢者層より重症化率は比較的低いが、感染率はほぼ同じで、その原因として「未接種者が多い」ことが挙げられている。シンガポール・カナダ・フランス・日本などは未成年者の70%以上が2回目接種を完了している。

「ワクチン接種後、子どもたちに副反応が出るのではないか」と心配する保護者たちの心情を韓国政府がきちんと把握・対処できなかったためとの見方もある。

2021/12/13 09:31 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/12/13/2021121380014.html


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