1: 朝一から閉店までφ ★ 2021/08/22(日) 19:44:28.41 ID:1Jj7Z7UI9
kp250
2021年08月21日 | 食糧

2500万に及ぶ北朝鮮国民はそのすべてが、職場、学校、人民班(町内会)、女盟(朝鮮社会主義連盟)などの組織に属し、そこを通じて配給、教育などの行政サービスを受け、同時に統制を受けるという体制に組み込まれて生きてきた。これを「組織生活」と呼ぶ。勝手気ままに、自分の意思で生きるのは許されないのが北朝鮮だ。

そんな状況に変化が生じはじめたのが、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」の頃だ。属している組織から配給を受けられなくなったため、生きていくために職場に出勤せず市場で商売したり、家を捨て食べ物を求めて各地を放浪したりする人が急増した。

それから20数年。コロナ鎖国下で、また同じような状況になりつつある。食糧が底をついた「絶糧世帯」が急増。生きていくために家を出て出稼ぎに行ったり、職場を無断欠勤して商売に勤しんだりする人が急増しているのだ。

また、肥料不足と自然災害で凶作が続き、借金漬けで首が回らなくなった農民が、農村を出て都市部に働きに出るケースも増えているようだ。その穴埋めをするために、都市部から多くの若者が送り込まれているが、まさに焼け石に水と言っても過言ではないだろう。

そんな中で当局は、「組織生活」から逃れようとする人々の取り締まりに乗り出したと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

咸鏡南道(ハムギョンナムド)の情報筋によると、放浪者、無断欠勤者など組織の統制から外れる人の急増に伴い、当局は集中的な調査と取り締まりに乗り出した。

中央からは今月初め、工場、企業所、労働党、勤労団体の職場を無断欠勤している人、居住地を離れ放浪している無職者、職場離脱者を徹底的に把握し、統制せよとの指示が下された。各組織の担当者は安全員(警察官)と共に、出勤していない人を訪ね歩き、出勤するように指示している。自宅にいない場合には親戚や知人宅まで訪ね、行方を探している。

(略)

Daily NK
https://dailynk.jp/archives/142314

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