
ミャンマーで長年続く少数民族の武装勢力と政府軍との内戦の終結を目指す和平会議が開かれ、アウン・サン・スー・チー国家顧問は、すべての武装勢力に対して停戦合意への署名を強く呼びかけましたが、出席した武装勢力の半数近くは署名を拒否していて、全土での停戦の実現は難航が予想されます。
ミャンマーではイギリスからの独立直後から続く少数民族各派と政府軍の内戦が経済成長の妨げとなっていて、スー・チー国家顧問は和平の実現を政権の最優先課題に掲げています。
24日、首都ネピドーでは去年8月に続いて2回目の少数民族和平会議が開かれ、冒頭でスー・チー国家顧問は、「前進も後退もあった」と述べ、事実上、みずからが率いる政権が発足したあとも東部のシャン州や北部のカチン州で戦闘が続くなど和平に滞りがあることを認めました。
そのうえで「停戦合意に署名していない勢力にも対話の扉を開き続け、停戦合意の傘の下に入れる」と述べ、すべての武装勢力が、停戦合意に署名するよう強く呼びかけました。
しかし今回の会議に出席した15の武装勢力のうち、半数近くの7つの武装勢力は、停戦合意への署名を拒否していて、全土での停戦の実現は難航が予想されます。
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170524/k10010993761000.html
半分拒否しているということは、その勢力は政府軍の攻撃に対して勝っているのか、負けてはいないのか。出された条件が希望通りではないのか。色々考えられますが、なかなかに難しそうです。
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