尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の弾劾審判を前に、与党「国民の力」の市・道党および党員協議会の主要幹部約1000人がソウル・汝矣島の国会議員会館に集まり、党内の結束を固めた。

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一部では、早期大統領選の可能性に備えた地域組織の態勢整備ではないかとの見方が出ている。

3月17日、クォン・ヨンセ非常対策委員長は挨拶で党幹部らに対し、「結束して必ず勝利できるよう、クォン・ソンドン院内代表と党幹部が戦略を練り、努力している。満足できず疑問に思うこともあるかもしれないが、党指導部を信じてついてきてほしい」と述べた。

続けて、「保守政党は実力と品格において他党を圧倒しなければならない。議員だけでなく、地域で活動する皆さんも、地域での実力と品格を備え、他党を上回り、党の支持を確実に引き出せるよう先頭に立って活躍してほしい」と呼びかけた。

キム・サンフン政策委員長は「韓国は今、前例のない危機に直面している。2022年の大統領選で文在寅（ムン・ジェイン）政権に失望し、チョンセ（韓国独自の住宅賃貸制度）価格の急騰に不満を感じた国民や保守派が結束したにもかかわらず、僅か0.74ポイント差でしか勝てなかった」と指摘した。

その上で、「私たちは再び韓国の命運をかけた大きな選挙を迎えることになるかもしれない。その時には、ここにいる皆さんがもう一度力を貸してほしい」と訴えた。

非公開で行われた特別講演
非公開で行われた特別講演でクォン・ソンドン院内代表は、「万が一、李在明（イ・ジェミョン）が大統領になれば、韓国はヒトラーのような国家になる」とし、「一人が立法、行政、司法権をすべて掌握する危険性がある」と述べたと、クォン院内代表側が発表した。

彼は「共に民主党はすでに憲法裁判所の裁判官任命を自党に有利な方向で進め、公捜処（高位公職者犯罪捜査処）や検察を掌握して政治的弾圧を正当化している。李在明政権が誕生すれば、野党弾圧、言論統制、司法の掌握が現実のものとなるだろう」と懸念を示した。

さらに、「特にキム・ゴンヒ（大統領夫人）特検とミョン・テギュン（政治ブローカー）特検は特定の人物を狙ったものではなく、事実上、国民の力を圧迫するためのものだ」とし、「共に民主党出身の人物が特検に任命される可能性が高く、捜査を名目に国民の力の中央党本部や地域党組織を一斉に家宅捜索し、壊滅させようとしている」と主張した。

また、「国民の力を徹底的に崩壊させ、解体しようとする計画の一環だ」と述べ、「今、我々に必要なのは分裂ではなく団結であり、保守の価値を守るためにすべての党員と党幹部が一つにならなければならない」と強調した。

キム・ウンヘ議員も、非公開で行われた「（李）在明学概論」と題する特別講演で、「李在明代表の言動はすべて、司法リスクを克服するためのものだ」とし、「韓国憲政史上初めて登場した逃亡型政治家だ」と批判した。

また、李代表がサンバンウルグループの対北朝鮮送金事件に関与している疑惑に言及し、「北朝鮮に現金を送れば、米国務省や国連の制裁対象となる。韓国の有力政治家が、アメリカへの入国を禁止されるブラックリストに載ることになる」と述べ、「アメリカ政界は李在明代表を信頼していない」とも指摘した。

（記事提供＝時事ジャーナル）

サーチコリア　2025年03月18日
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