かたすみ速報

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    1: 動物園φ ★ 2024/12/03(火) 10:14:01.79 ID:D1te5GTy
    2024年12月01日 08:00 歴史

    後世のために史実に向き合って

    関東大震災朝鮮人虐殺の歴史を記憶し、悲劇を繰り返さないことを目的とした映画上映会および講演会が22日、東京都町田市の町田市民フォーラムで開催された。西東京朝・日大学生ネットワーク、同胞生活ネットワーク、まちだ良い映画を観る会が共催した同イベントは、101年前に関東一円で発生した関東大震災当時、約6千人に及ぶ朝鮮人が官民一体の虐殺犠牲者となったことについて、朝・日の市民が改めて向き合い考えていこうと企画された。西東京地域では11年ぶりの関連行事となり、今年9月にはプレイベントとなるパネル展が行われた。

    関東大震災朝鮮人虐殺と関連した映画上映会および講演会が開催された。

    行事でははじめに、1983年に製作された記録映画「隠された爪跡」(呉充功監督)が上映された。映画は、関東大震災を体験し、朝鮮人虐殺を目撃した在日朝鮮人1世の故・曺仁承さんなど20人の証言者が、当時について語る映像で構成されている。この日会場には、映画を通じ初めて体験者の声に触れる面々もいた。

    つづいて、昨年の虐殺100年に際し初公開され注目が集まった、震災当時の惨劇を描いた絵巻物「関東大震災絵巻」(淇谷作)の所有者であり、高麗博物館前館長の新井勝紘さんが講演を行った。

    新井さんは講演で、関東大震災朝鮮人虐殺と関連する昨年の国会質疑で、「記録がない」と述べたうえで朝鮮人虐殺に関する再調査はしないとの見解を示した日本政府の対応に言及した。そのうえで「上映された映画の中でたくさんの人々が証言していたように記録はある。虐殺をなかったことにしよう、隠そうという政府の姿勢がありありと感じられる」と強く批判した。

    この日の講演では、新井さんが朝鮮人虐殺に関心を持ち関連絵画などを集めるようになったきっかけや、所有する作品などについての紹介、解説があった。同氏は、過去に町田市役所で勤務した後、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市、以下歴博)で働くことになった。以降、近現代展示を担当した新井さんは、ある時、関東大震災をテーマに常設展示を企画。議論の末、「朝鮮人虐殺を避けて通るわけにはいかない」と、当時の虐殺に関するコーナーを設けたそうだ。それが契機となり、各地の関連資料を集める過程で、虐殺を目撃した小学生や童画家・河目悌二、日本画家・萱原白洞による関東大震災朝鮮人虐殺関連画と出会った。

    新井さんは、講演後の質疑応答で、世界的な紛争やヘイトスピーチ、ヘイトクライムといった日本社会に蔓延する排他的な風潮に関しての見解を問われ、「私たちが近く経験するかもしれない災害のとき、関東大震災当時と同じようなことは起こらないと自信を持って言えるか」と問題提起した。そして「今でもヘイトが横行する日本社会の現状は、関東大震災のような惨事が起こる可能性があることを示している。今こそ101年前の史実に向き合い、反省しなくてはならない。教科書や博物館から史実が消される中、私たちが声をあげていかなくてはならない」と訴えた。

    この日、客席の後方には、東日本大震災当時、犠牲者を追悼し日本各地の書道愛好家が1文字ずつ書いて集めた作品が展示された。また会場ロビーには昨年の虐殺100年に際し留学同東京のメンバーたちが作成したパネルが展示された。


    https://chosonsinbo.com/jp/2024/12/1201-5/

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    1: 動物園φ ★ 2023/09/04(月) 18:46:26.75 ID:Mjc4FlgD


    8月30日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で、関東大震災朝鮮人虐殺と関連し会見が行われた。この日の会見は、関東大震災100年朝鮮人虐殺犠牲者追悼と責任追及の行動実行委員会(以下、責任追及と行動実行委)、関東大震災朝鮮人・中国人虐殺100年追悼大会実行委員会(以下、追悼大会実行委)の共催で行われた。

    会見には、責任追及と行動実行委の金哲秀さん(朝鮮人強制連行真相調査団事務局次長)、藤本泰成さん(フォーラム平和・人権・環境共同代表)、追悼大会実行委の林伯耀さん、田中宏さんがそれぞれ参加。代表らは、9月1日に震災時の大虐殺から100年を迎えることと関連し、「日本政府が虐殺の事実を認め、謝罪および真相究明を行うことが、迫害の歴史に終止符をうつことになる」などと訴えた。

    この日の会見に臨んだ藤本泰成さんは、「防災の日として広く知られる9月1日は、多くの朝鮮人が軍隊、警察、民間人によって虐殺された日」だと発言。同氏は、2008年に内閣府中央防災会議が発表した報告書で「これほどの規模で人為的な殺傷行為を誘発した例は日本災害史上確認できない」とした点に言及したうえで、大震災当時、日本が植民地支配への朝鮮民衆の抵抗に直面していたことなど、「植民地支配から引き出されるさまざまな要因が絡み合って引き起こされた大虐殺である」と強調した。

    また金哲秀さんは、発言冒頭、「虐殺は決して震災の混乱の中で偶発的に起こった事件ではない」と指摘。その背景には、「日本が19世紀後半から朝鮮で行った植民地征服戦争とそこで繰り返されてきた朝鮮人虐殺がある」と日本政府の加害性を改めて糾弾しながら、こう続けた。

    「それらの指揮をとった者たちが震災時に政府や軍隊、警察の要職につき、朝鮮人が暴動を起こしたという予断を持って戒厳令を発布した。また朝鮮での虐殺、迫害経験のある軍隊、軍人たちが戒厳令下で虐殺をおこなった。その過程で朝鮮人が『暴徒』『不逞』だとの認識が広まり、日本民衆が虐殺を行った」(金さん)

    金さんはまた、生存者や遺族が苦しみの中で生き、在日朝鮮人社会にも深いトラウマを残す関東大震災時の朝鮮人虐殺から100年を迎えた日本社会の現状を問いながら、朝鮮への制裁を背景にした朝鮮学校への迫害、在日朝鮮人を標的としたヘイトスピーチ、ウトロ放火事件、総聯中央銃撃事件など直接的な暴力が後を絶たないことに触れた。そのうえで、「日本政府や自治体は100年間隠ぺいしてきた虐殺の事実を認め、謝罪することで、重大な過ちを再発させないという強い決意を内外に示すべきだ。これが真の追悼になり、在日朝鮮人への差別、迫害の歴史に終止符をうつきっかけになる」と声を大にして訴えた。

    一方、追悼大会実行委を代表し参加した、林伯耀さんは「100年前の大震災下、日本の軍隊、警察、自警団、民衆によって朝鮮人兄弟と中国人同胞が虐殺された。これは過去のことではなく、そのような状況がまた現実になろうとしているということだ」と語る。

    「100年前の虐殺を主導した日本政府は言い逃れできない法的、政治的、歴史的、道義的な罪と責任がある。真相究明し、事実を認め、国家としての責任があることを証明し犠牲者と遺族に謝罪し賠償しなければならない」(林さん)

    また田中宏さんは、100年前、当時日本に留学していた朝鮮人学生がつづった文章を紹介した。同文章には「日本の教育は人間となる前に国民になれと教えている。朝鮮人を殺すことをもって、日本国家に対する大いなる功績を行っているようにみえる。1919年の独立運動、水原事件、間島事件、関東大震災虐殺の一連のものは、同様の事件に映る」などの記述があったという。

    同氏は、これらを踏まえると、「(虐殺は)一過性の事件ではなく、長い歴史的な重なりがあるもの」だと改めて強調。また1924年5月、中国人について賠償金の支払いを決定した政府の記録に言及したうえで、「これは国家としての責任を認めていたことを意味する」として、植民地支配されていた朝鮮人を含む犠牲者らの賠償が実行されるべきだと話した。

    この日、海外の記者からは、日本政府が虐殺の記録がないと言い逃れていることや、それへの対応策はないのかなど、辛辣な質問が相次いだ。以下略

    朝鮮新報 2023年09月02日 07:48
    https://chosonsinbo.com/jp/2023/09/02-111/

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