かたすみ速報

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    タグ:三国志

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    1: 昆虫図鑑 ★ 2024/10/15(火) 20:04:40.62 ID:g7c5tDnQ
    国民の9割近くが中国に「親しみを感じない」と答える一方で、中国の歴史や文化を題材にした作品が人気を博すという、一見矛盾しているように見える日本人の心情...。その複雑な背景と、歴史認識のズレについて書籍『中国ぎらいのための中国史』(PHP新書)より紹介する。

    ※本稿は、安田峰俊著『中国ぎらいのための中国史』(PHP新書)から一部を抜粋・編集したものです。

    内閣府が発表した令和5年の「外交に関する世論調査」によると、中国に「親しみを感じない」「どちらかというと親しみを感じない」人は合計86.7%にのぼる。46年前の調査開始から最悪の数値らしい。若者層の忌避感情は比較的薄いという話もあるが、とはいえ世論全体からすれば思い切り嫌われている。

    理由は無数に挙げられるだろう。覇権主義的な外交姿勢と、相次ぐ日本人の拘束、台湾に対する恫喝と有事の可能性、福島原発の処理水排出に対する激烈な抗議や、庶民が見せる不合理的で情緒的な反日姿勢、習近平の独裁体制と監視社会、新型コロナウイルスのパンデミック発生当初の隠蔽体質――。嫌われる理由は、中国自身に相当の責任がある。

    もっとも、日本側の要因も火に油を注いでいる。古い世代ほど中国人への蔑視感情を濃厚に持つ人がおり、そうした年配層にカネを吐き出させたい商業的な言説も盛んだからだ。国民の9割近くが中国を嫌う世論は、このようにして生まれている。

    ――ただし、反面で不思議な現象もある。今年(2024年)の夏休み映画の目玉で、7月末時点の興行収入が46億円、観客動員数313万人を記録した作品は、紀元前三世紀の中国が舞台の『キングダム 大将軍の帰還』だった。

    日本人がわざわざ、古代中国人を演じた映画が大ヒットしたのである。『キングダム』の原作は、既刊70巻を超えるベストセラーのマンガだ。ほかにも中国史がテーマのマンガは、横山光輝『三国志』『項羽と劉邦』、李學仁・王欣太『蒼天航路』、藤崎竜『封神演義』、川原正敏『龍帥の翼』と、昔からいままでヒット作が多い。

    向かうところ敵なしの様子を意味する、「無双する」というスラングがある。言葉の元ネタは、コーエーテクモゲームスの『真・三國無双』だ。これは三国志の武将を操作して戦場の敵をなぎ倒すアクションゲームで、同社のシミュレーションゲーム『三國志』シリーズとともに、現在まで多くのファンを集めている。スマホのアプリにはコンセプトが似た他社のゲームも数多くある。

    しかも、日本人は李白の漢詩や『論語』などを中学・高校で習っている。往年ほどではないとはいえ、四字熟語や(実は中国由来の)故事成語を的確に使うと知的に見える風潮は現在も残る。少年マンガなどでも、巨悪の重鎮めいたキャラクターはやたらに漢字の多い言葉や古めかしい言葉づかいを好みがちだ。

    考えてみると奇妙な話だろう。私たちは日々、国民の約9割が嫌っている国の、古代社会のストーリーをエンターテインメントとして楽しみ、その人物たちを操作して遊んでいる。さらにその教養に、一定の知性や重みを感じている。

    この大きな矛盾はどう考えるべきか?

    最も説得力のある説明は、日本人の大部分が、古典の世界(およびそれが舞台のエンタメ)の中国と、現実の中国を「別物」だとみなしているからだ。

    ある意味では『ドラゴンクエスト』や『葬送のフリーレン』に登場する「剣と魔法」の中世ヨーロッパ的世界観と変わらない。始皇帝や諸葛孔明がいる古典中国は、日本人にとって一種の異世界ファンタジーの世界で、習近平が台湾海峡にミサイルを打ち込んでいる現実の中華人民共和国とは何の関係もない。なので、世間で抵抗なく受け入れられているのだ。

    ちなみに、歴史と現代の「別物」扱いは昔からでもある。幕末に上海を訪れた高杉晋作らは、かつて学んだ古典の中国と、現実の上海で見た中国社会のギャップに衝撃を受けている。

    また、日中戦争があった1930年代~40年代には、現実の中国と戦争中にもかかわらず、日本国内では三国志ブームが起きた(横山光輝の作品のモデルである吉川英治の小説『三国志』もこの時期に発表された)。戦地にまで『史記』や李白の詩集を持ち込み、読んでいた日本兵もいたと伝わる。

    だが、ここで注意しなくてはいけないのは、カッコいい古典中国と問題だらけの現代中国を「別物」にすることで両者の矛盾を解消する発想は、日本人の一方的な考えにすぎないということだ。当の中国人にとって、古典世界は自分たちの過去である。そして、過去は現代と濃厚に接続している。

    続きはソース
    https://news.yahoo.co.jp/articles/c617cbe6548222e5e03fcc539b26eb6fbfe7d4c7


    【「中国は嫌われている」一方で、三国志を好む日本人...この矛盾はなぜ生まれたのか?】の続きを読む

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    1: Ikh ★ 2022/01/11(火) 17:12:20.64 ID:CAP_USER
    日本では三国志の人気が高く、小説や漫画、アニメ、ゲームなど様々な作品がある。魅力的な人物が多く登場するので、三国志の登場人物人気ランキングなどもよく行われるが、呂布が上位にランクされることは中国人からすると理解に苦しむことのようだ。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「なぜ日本人は呂布が好きなのか」と題するスレッドが立ち、様々な回答が寄せられた。

    スレッドの意見を見てみると、比較的多かったコメントが「無敵の強さだったからではないか」という意見で、「強者を崇める日本人の価値観にぴったりだから」などのコメントが寄せられていた。また、「強くて、妻がきれいで、勝手気ままで、外見も勇ましく、しかも悲惨な最期を遂げたから」と主張、日本人は特に悲劇のヒーローを好む傾向があるから、呂布が人気なのではないかと考察する声もあった。

    少し変わった意見には、呂布は董卓の養子だったが「養子に対する考えの違い」を指摘する人がいた。中国では養子になることは一種の恥辱と見なされているが、日本ではそのような考え方はないと説明していた。

    このほか、「ゲームの開発に呂布はぴったりのキャラクターだから」という人もいた。ゲームを楽しむうえで、知力や政治力が高いキャラより、武力の強いキャラの方が面白いからだと分析している。

    ほかには、中国人からすると呂布は「裏切り者で、恩を仇で返した人」という評価であり、「親孝行や忠義、礼節を重んじる中国人の価値観に合わない」というコメントもあった。それゆえ呂布が日本で人気なのは中国人からすると理解に苦しむことだと指摘する一方、類まれな強さだったと言われるがゆえに「呂布が好きな中国人もいないわけではない」という意見もあった。
    ほかにも様々な意見が寄せられていたが、好き嫌いはともかくとして、呂布は中国でも日本でもそれだけ話題となる魅力的な人物だったと言えそうだ。(編集担当:村山健二)

    https://www.excite.co.jp/news/article/Searchina_1704639/


    【【中国】 三国志の登場人物、日本では呂布が人気らしいが「理解できない」】の続きを読む

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    1: 牛丼 ★ 2021/09/27(月) 18:17:21.42 ID:CAP_USER9
     hiroyuki
    「子どもにアニメや漫画を見せるべきか?」は、「インターネットを使わせるべきか?」とともに、子育て世代で論争になるテーマのひとつ。例えば、『鬼滅の刃』はPG12指定されたものの、「見せるべきではない」派の親も多く存在する。著者『僕が親ならこう育てる』で子育て&教育論を上梓したひろゆき氏は、この問題をどう考えるのか?

    ――『鬼滅の刃』を「子どもに見せない」という点についてどう思いますか?

    ひろゆき:たしかに首が跳ね飛ぶグロテスクな描写のある漫画やアニメを見た際にショックを受ける子どももいるので、見せないという意見はわかります。ただ、「子どもに漫画やアニメを見せる/見せないの基準」というのがあって、それは子どもにダメな理由をきちんと説明できるかどうかだと思うんです。

     12月から『鬼滅の刃』は「遊廓編」に突入するわけですが、「遊廓編を子どもに説明できない」という理由で見せないのは少し違うかな、と。日本の歴史上、花魁は実在しましたし、そういう事実は事実として学ばせてあげればいいと思います。

     僕は三国志や水滸伝、史記や戦国時代、ナポレオンにフランス革命時代と、世界史や日本史の知識の多くを漫画で学びました。

    ――でも、漫画ばかり読んでいると、知識が増えない気がしてしまうのも親心です。

    ひろゆき:しょうもない恋愛漫画を読んでも、何の知識も増えないので、それには同意ですけどね。でも、「下品な描写を真似るから読ませたくない」と親が考えても、子どもはどうせ親にバレないようにどこかで見ます。そもそも、そんな描写から遠ざけるなんて、学校に通っている時点で不可能です。

     どうせ覚えてしまうのなら禁止しても意味ないし、覚えたからと言ってすべての子どもが真似するとは限りません。自分の子どもを信じてあげることから始めたらどうでしょうか?

     業界団体による年齢制限とか推奨年齢とかも、その基準がすべての子どもに対して正しい基準というものではありません。漫画やアニメを「なんとなく」で禁止してしまうのは、ただ単に子どもの好奇心を殺してしまうだけだと思うのです。

    ヤフーニュース(SPA)
    https://news.yahoo.co.jp/articles/208378eb76a0af0e3871d107be54af0efa54f266

    【ひろゆき「鬼滅 遊廓編」を教育論で子供に見せない親は間違い 三国志や水滸伝、フランス革命等の世界史の多くは漫画で学べる】の続きを読む

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    1: 首都圏の虎 ★ 2021/05/07(金) 20:00:56.01 ID:CAP_USER

    sekiheki
    日本人の「三国志好き」は中国でも有名であり、中国人以上に三国志が好きだと思えるほどらしい。中国メディアの快資訊はこのほど、日本人はなぜ三国志に夢中になるのかと問いかけ、その理由について分析する記事を掲載した。

     記事はまず、日本には三国志に関連したゲームや映画、アニメなどが非常に多くあると指摘した。なかには三国志のモチーフとして美少女ばかり出るアニメのように、中国人としては困惑してしまうものもあると主張する一方、それだけ日本人が三国志をこよなく愛していることの表れだとしている。

     なぜ日本人はここまで三国志に夢中になるのだろうか。記事ではいくつかの理由を挙げているが、その1つが「乱世は英雄を出す」ことだと分析した。三国志は群雄割拠の時代であり、数多くの魅力的な英雄がいるが、なかでも日本人に人気なのが「諸葛孔明」だと紹介している。日本人の三国志観に大きな影響を与えた吉川英治氏の「三国志」でも、諸葛孔明の死をもってエンディングとしているほどだと伝えた。

     また、「曹操」の人気が高いのも日本人の三国志ファンの特徴だという。本場中国の「三国志演義」では、曹操はあまり好ましい人物としては描かれていないが、吉川英治氏の三国志ではポジティブな面を強調しているからだと分析し、日本人は曹操を「織田信長のような強硬さと豊臣秀吉のような臨機応変さ、徳川家康のような権謀術数に長けた人物」と評価していると伝えた。

     このほか、武士が支配していた時代には戦争文学が好まれたこと、広大な中国は戦争の場面もまた規模が桁違いだったことなども人気の理由だろうと論じた。三国志の人気には様々な要素が関係していると言えるが、日本人ほど三国志に夢中になる外国人はほかにはあまりおらず、中国としても悪い気はしないようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

    サーチナ
    http://news.searchina.net/id/1698975?page=1


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    1: 蚯蚓φ ★ 2020/05/05(火) 01:22:53.74 ID:CAP_USER
    ユン・ミョンチョルの韓国、韓国人の話(4)韓国人の本性と変成

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    ▲中国遼東地方建安城近くの古朝鮮支石墓(ドルメン)。墳墓で天に法事を行う古朝鮮の文化を示す。長さ9メートル近い規模で韓民族の度量が大きく豪放な気勢を感じることができる。ソクハ写真文化研究所提供

    私は還暦を越えた年齢でも気がかりなことは我慢できない。そのために苦悶するほどだ。いったい私はどんな性格を持ったのだろうか?私が好きな単語でもある「韓民族」はどんな性格を持っているのだろうか?国内外が騒がしいこの頃はさらに深く掘り下げるほかはないテーマだ。

    韓民族は兇暴だったり事大的という外国人の視線

    中国人は<三国志>東夷伝などで「高句麗人は性質が凶暴、短気で、略奪を好む、さらに語り口がいやしい」と伝えた。日本人たちは私たちの意識をかく乱させ、飼い慣らすために韓民族の本性を作為的に規定して洗脳した。植民史観によれば私たちはいつも事大的であったし、党派性が強く、周辺的な存在であった。

    自らは「情があふれてこぼれる恨を持った民族」であり「パンソリや歌・踊り・東洋画などは民族文化に内在する恨を昇華させた芸術」と自賛する。朝鮮美学の師匠のように祭られる関野貞と柳宗悦が言った「哀想」「悲哀の美」「怨恨」の影響のせいだ。呆れ返る様な不正確な事実に基づくが、私たちの頭の中を占領した。

    たとえ正しくとも、それは朝鮮時代の「異常現象」であって、全時代に一貫した文化や情緒ではない。
    (中略:高句麗人の説明)

    私たちが習い、いまだに感じる私たちの文化と民族性はどういうわけか否定的なイメージで満たされている。自然環境論さえも不正確な事実に基づいて否定的な側面だけ強調した。朝鮮の性理学者などは土地が狭くて人口が少ない小国であるから大国に仕えるほかない(以小事大)と自己合理化までした。

    日本人たちは「半島的性格論」を持ち出して古代から中国の、南側では日本の植民地になったと教えた(任那日本府説)。柳宗悦は大陸の恐ろしい北風のため、朝鮮は苦難の歴史になったと残念な主張で私たちを規定した。

    この主張の問題点は多い。事実でない場合も多いが、分析の対象としたのも歴史全体ではなく、比較的肯定的な面の少ない朝鮮時代と暗い日帝強制占領期間だけから民族性を作り出し強要した。実際の歴史を具体的に調べれば、いわゆる民族性に該当する良い性格をいくつか持っていたことを発見できる。

    遊牧・海洋・農耕文化融合した探険精神が私たちの民族性

    まず民族性の最も大きな特性として「探険精神」を挙げる。探険は類人猿を人類に変換させた動力だ。また、歴史の原動力であることは西洋の発展が証明する。しかし、近代以前には東アジアも躍動的な遊牧文化と海洋文化、森文化、農耕文化があわさり探険精神がみなぎる場所だった。そのまん中に私たちの民族がいた。

    新石器時代から私たちの土地を目標に広大なユーラシア世界の8つ以上の地域から多数の人々が出発した。人々は新しいものが好きかと思えば(ネオフィリア)、同時に恐れる属性もある(ネオフォビア)。ところで個人でない集団が、運命を天に任せて不確実性でいっぱいの新天地を訪ねて行くことは探険を考える余裕もなければ不可能だ。

    険しい大長征の途中、一部は病気や苦痛、戦争と死、挫折感で失敗し、大多数は途中にとどまった。それでも最後まで旅程を成功させ、この場所に定着した探検家は韓民族の根元を成し遂げた。その後えいは安住せずに大陸と海洋に再び進出した。

    ユン・ミョンチョル<東国(トングク)大名誉教授・ウズベキスタン国立サマルカンド大教授>

    韓国経済(韓国語)
    https://www.hankyung.com/news/article/2020042942051

    【【韓国】 全ユーラシアとつながった開放性が「韓民族のDNA」…探険精神あふれ大陸と海洋に進出】の続きを読む

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    1: ばーど ★ 2019/12/08(日) 20:55:37.69 ID:MhNF7E1H9 
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    東京展に続き、九州展でも三国志は大人気

     東京国立博物館で大盛況のうちに終了した、「日中文化交流協定締結40周年記念 特別展『三国志』」が現在、九州国立博物館で開催中だ(2020年1月5日まで)。

     東京展に続き、この九州展も大盛況だという。九州国立博物館広報課の佐原史哉さんはこう語る。

    「現在の来場者数は8万人を突破、おそらく会期終了までに10万人を超える見込みです。これは当館でも1年に1度出るかないかの来場者数です。SNS上にあげられているのを見ると、3回、4回と来てくださっているリピーターの方々も多いようです」

     その関心の高さや知識量には、中国人も驚くほど。なぜ日本人は、これほど三国志が好きなのだろうか? その魅力を、九州展に先がけて行われた東京展での取材から紹介したい。
     
    .「中国の歴史に興味を持ってくれて嬉しい」と中国人来場者

     東京国立博物館で開催されていた特別展「三国志」には、多くの熱狂的な三国志ファンが詰め掛けていた。図録セットの前売券が発売当日に完売したほどの人気だったという。これを中国の人々はどう感じているのか? 東京展の中国人来場者に聞いてみた。

    「中国では、春秋戦国時代のように群雄割拠の時代はほかにもあります。物語としても、水滸伝などたくさん有名な作品があります。特に三国志が人気というわけではないんです。でも、日本では三国志は特別な人気があるようで、びっくりします」(王麗さん)

    「日本の三国志好きの人たちが、マイナーな武将やたくさんのエピソードまで知っているのに驚きます。中国人よりも知識が豊富。でも、中国の歴史にこれだけ興味を持ってくれるというのは嬉しい」(蔡文雄さん)

     当の中国人でも驚くほどの、日本人の三国志愛。これについて、「横山三国志、吉川三国志、光栄(現・コーエーテクモゲームス)のゲーム、NHKの人形劇。この4つが、日本人の三国志好きに大きな貢献をしたことは間違いないでしょう」と、三国志展を企画した東京国立博物館の市元塁・主任研究員(好きな武将:司馬懿)は解説する。

    「三国志の物語は、中国では陳寿(ちんじゅ)が著した正史の『三国志』、そして小説の『三国志演義』、さらには関羽が神様として崇められるなど、独自の発展を遂げました。その発展線上として、日本では若年層向けの作品が各分野で発表されてきました。今回の展示ではそれらの作品ともコラボしています」

     市元さんは「三国志の魅力というのは、何といっても『人』です」と語る。

    「誰もが魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご)のどの国が好きか、どの武将が好きかといったこだわりを持っている。青少年期、他者への興味が高まるときに三国志と出合う。若いときに触れたものは一生モノになりますから。大人になっても楽しめるし、また新たな発見もある。日本人の三国志好きは、これからもずっと続いていくのでしょうね」

    ■曹操の墓発掘での新発見、歴史がまた変わっていく!?

     今回の三国志展の目玉は、魏王・曹操(そうそう)が埋葬されていた「曹操高陵」(そうそうこうりょう)の出土品だ。2008~2009年に発掘されたもので、中国でもまだ一般公開されていないものも多く、非常に貴重なものだという。

     曹操は『三国志演義』などでは後漢最後の皇帝・献帝(けんてい)を利用して権勢をふるった悪人のイメージだが、その出土品からはまた違った人物像が見えてくる。

    「今回明らかになったのは『曹操の墓はやはり非常に質素だった』ということ。曹操は『遺体を飾ってはならぬ。金玉珍宝のごとき宝飾品も墓に入れてはならぬ』との遺言を残していたんです」(市元さん)

     その遺言が本当に実行されたのかを確かめるため、研究者たちは出土品に注目していた。

    「王であれば着せられるであろう玉衣や、金細工などの副葬品も出てきませんでした。遺言は守られていたのです。出土した鼎(てい)なども、素材は土で高級なものではありませんが、厚さが均質でひずみもなく丁寧に作られていました。曹操は当時としては随一の権力者で第一級の文化人であるにもかかわらず、華美なものを求めない、自律心のある人物だったのかもしれません」(同)

    (略)

    12/8(日) 15:32
    ヤフーニュース
    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191208-00208250-hbolz-soci&p=1


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